肌には、マイクロバイオームと呼ばれる微生物の集まりがすんでいます。肌の表面は、見た目よりずっと複雑な、生きた環境の一部です。
マイクロバイオームスキンケアは、この生態系から着想を得たものです。ただ、製品を理解するには、カテゴリー名にとらわれず、実際に処方されている成分を確かめることが役に立ちます。
プロバイオティクスと発酵溶解質は違う
プロバイオティクスとは、適切な量をとったときに有益であることが示されている、生きた微生物のことです。発酵溶解質は違います。分解された微生物に由来する成分で、必ずしも生きた微生物を含むわけではありません。
この違いは重要です。「プロバイオティクス発想」とうたう美容液やマスクでも、発酵成分を含んでいるだけで、生きた菌を肌に届けているわけではない場合があります。
どちらのカテゴリー名も、製品のすべてを教えてくれるわけではありません。成分そのもの、その製法、配合濃度、そして最終的な処方に目を向けることが大切です。
研究でわかっていること
特定のビフィズス菌(Bifidobacterium longum)の溶解質を配合したクリームを使ったヒト対照試験では、肌の敏感さや、バリアの乱れにくさについて改善が報告されています。
これは、特定のクリームに配合された特定のエキスについての根拠です。すべての発酵成分に同じ働きがあることや、マイクロバイオームをうたうすべての製品が肌の微生物環境を変えることを示すものではありません。
成分について正しく伝えるには、こうした違いを曖昧にしないことが大切です。
ホホバオイルの役割
ホホバオイルは、スキンケアでまた別の役割を担っています。エモリエント成分としてよく使われ、肌をやわらかく整えた感触をもたらします。主な成分はワックスエステルです。
そのため、ホホバオイルはマイクロバイオームへの作用の証拠としてではなく、テクスチャーや使い心地の面から考えるのが自然です。発酵由来の成分とエモリエント成分を組み合わせた処方では、それぞれが別の役割を果たします。
クリームからオイルに変わる、SAYNIDのマスク
マイクロバイオーム クリームマスクには、乳酸菌の発酵溶解質(Lactobacillus Ferment Lysate)とホホバ種子油を配合しています。洗い流すタイプの、クリームからオイルに変わるマスクで、SAYNIDの洗い流さないCO₂美容液とは役割が異なります。
乾いた清潔な肌に薄くのばし、透明になるまで約5分おいてから、やさしくくるくるとなじませ、ぬるま湯で洗い流します。強くこすらないでください。ポロポロと出てくる量は、落ちた角質の量の目安ではありません。処方そのものが残りかすとして見えることもあります。
よくある質問
発酵溶解質には生きたプロバイオティクスが含まれていますか?
「溶解質」という言葉だけでは、生きた微生物が含まれているとは言えません。具体的な成分名とメーカーの情報を確認してください。
スキンケアでマイクロバイオームをリセットできますか?
「リセット」は範囲の広い表現です。肌の微生物環境が変わったと示すには、発酵成分が入っていることだけでなく、適切な試験が必要です。
SAYNIDの出発点は、いまのあなたの肌を大切にすることです。
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参考文献:ビフィズス菌(Bifidobacterium longum)溶解質のヒト試験(2010年)/ホホバのワックス成分の分析(2009年)


